口が乾くと口臭が強くなる?ドライマウスと口臭の関係
「最近、口の中が乾きやすい」「水を飲んでいないと口がネバネバする」「口が乾くようになってから口臭も気になる」という方はいませんか?
口の乾燥は、口臭と関係することがあります。
唾液には口の中を洗い流したり、口の中の環境を保ったりする働きがあるため、唾液が減少すると口の中の細菌が増えやすくなり、口臭につながる場合があります。
口が乾くと、なぜ口臭が強くなるの?
唾液には、口の中を洗い流す「自浄作用」があります。
食事や会話などによって唾液が口の中に広がることで、細菌や食べ物の残りなどが流され、口の中の環境が保たれています。
ところが、唾液の分泌が少なくなって口が乾燥すると、この働きが低下します。
その結果、細菌や舌苔などが増え、口臭を感じやすくなることがあります。日本歯科医師会も、唾液分泌の減少によって口腔内の乾燥が進むと、強い口臭が現れることがあると説明しています。
口が乾く原因には何がある?
口腔乾燥の原因は一つではありません。
例えば、
- 水分摂取が少ない
- 口呼吸をしている
- ストレスや緊張が続いている
- 加齢
- 喫煙
- 一部の薬の副作用
- 全身的な病気
- 唾液腺の機能低下
などが関係することがあります。
日本歯科医師会では、加齢や疾患、ストレス、喫煙などの生活習慣、薬の副作用などによって唾液が減少することがあるとしています。
そのため、「最近口が乾くようになった」という場合には、単純に水分不足だけとは限りません。
口の乾燥で起こるのは口臭だけではありません
口腔乾燥が続くと、口臭以外にも、
- 口の中がネバネバする
- 舌が乾く
- 舌がひび割れる
- 口の中がヒリヒリする
- 話しにくい
- 食べ物を飲み込みにくい
- むし歯が増えたように感じる
- 歯ぐきの状態が気になる
などの症状がみられることがあります。
唾液が減少すると、むし歯や歯周病のリスクにも影響する可能性があります。
自宅でできることは?
口の乾燥が気になる場合は、まず日常生活を見直してみましょう。
こまめに水分をとる
一度に大量の水を飲むのではなく、必要に応じてこまめに水分をとることを意識しましょう。
よく噛んで食べる
食事による咀嚼は唾液の分泌と関係しています。
鼻呼吸を意識する
口呼吸が習慣になっている場合、口の中が乾燥しやすくなります。
口の中を清潔に保つ
口腔乾燥がある場合でも、歯磨きや歯間清掃などの基本的な口腔ケアは大切です。
ただし、乾燥した口の中を強く磨いたり、舌を強くこすったりすることは避けましょう。
こんな場合は歯科医院へ相談しましょう
次のような症状が続く場合には、歯科医院で相談してみましょう。
- 口の乾燥が長期間続いている
- 常に口の中がネバネバしている
- 舌が乾燥して痛い
- 舌にひび割れがある
- 口臭が以前より強くなった
- むし歯が増えてきた
- 歯ぐきの腫れや出血がある
- 食事や会話がしにくい
- 水分をとっても乾燥感が改善しない
口腔乾燥の原因によっては、歯科以外の医療機関での確認が必要になることもあります。
よくある質問
Q. 水を飲めば口臭は改善しますか?
口の乾燥が口臭に関係している場合には、水分摂取によって一時的に口の中の乾燥感が改善することがあります。
ただし、口臭の原因が歯周病やむし歯、舌苔などの場合、水分だけでは十分に改善しない可能性があります。
Q. 口が乾くと歯周病になりますか?
口腔乾燥だけで歯周病になると決まっているわけではありません。
ただし、唾液の減少は口の中の環境に影響し、むし歯や歯周病のリスクにも関係する可能性があります。
Q. 口臭が気になるなら、まず何をすればいいですか?
歯磨き、歯間清掃、舌の清掃など基本的な口腔ケアを行いながら、口の乾燥がないか確認してみましょう。
口臭が続く場合には、歯周病やむし歯などほかの原因がないか歯科医院で確認することをおすすめします。
まとめ
口の乾燥は、口臭と関係することがあります。
唾液には口の中を洗い流す働きがあるため、唾液が減少すると細菌や汚れが残りやすくなり、口臭につながる場合があります。
口臭が気になる場合は、単純に歯磨きの回数を増やすだけではなく、舌苔、歯周病、むし歯、歯と歯の間の汚れ、そして口腔乾燥など、複数の可能性を考えることが大切です。
「最近口が乾く」「口臭も気になってきた」という場合には、一度歯科医院で口の中の状態を確認してみましょう。
※この記事は一般的な歯科情報をもとに作成しています。症状の原因や必要な対応は個人によって異なります。